家を買うとなると、いろいろ悩むことが出てきますよね。特に床色選びは部屋の印象を大きく左右するので「どの色にするか」に頭を抱えてしまう人も多いのではないでしょうか。
ちなみにわが家は中間色の床色を選びました。その床色を選んだ理由、4年過ごして感じたこと、色別の印象について今回まとめてみました。
「中間色」の床!4年住んでみた感想は?
中間色の床を選んだ理由
わが家が床色に選んだのはベージュ、ナチュラルカラーといえる色です。中間色といわれる部類にはいるかと思います。床色は建築当時6色から選ぶことができたのですが、最も明るい色と最も暗い色のちょうど真ん中の床色にしました。
中間色を選んだ理由は「明るい色はゴミが目立ちそうだし、家具を選びそう」、「暗すぎる色は部屋が重く見えそう」という懸念からでした。デメリットのない色は… と消去法で選んだのが中間色だったんですね。
4年住んでみた感想は?
4年間住んでみて「良かったな」と思うのは
- ナチュラル系家具と合わせやすい
- 汚れや傷が目立ちにくい
- 自然な色で目にやさしい
- 夏は重苦しくなく、冬は適度にあたたかい雰囲気が出る
ということです。もともと夫婦でナチュラル系のインテリアが好きだったこともあり、馴染みやすい色を選んだこともあります。また夏は重くなく、冬は寒く見えない色であったことも住んでみて実感できました。
反対に「ここはどうだろう」と残念に思ったところは
- 重厚感のある家具はミスマッチ
- 梅雨時期は床のベタベタが目立つ
ということ。
実は最近、重厚感のある濃紺のソファーを購入したのですがこれが床色とまったく合わなくて…(涙)。ソファーに合わせたシックなインテリアやラグで統一すればまた違うのかと思うのですが、ソファー以外の家具はナチュラル系でそろえてきたのでソファーだけが異彩を放ち、そこだけお金持ちの家みたいになってます(笑)。
年齢を重ねてインテリアの好みが変わってきたときには全面的な入れ替えが必要になるかもしれません。
この色、どう見える?床色別の印象
床色は薄く明るい色から濃く暗い色までさまざまです。そこでそれぞれの色から受けるイメージやよく言われていることを薄い色から順にまとめてみました。
ホワイト、アイボリー、メープル、
メリット
- かわいい雰囲気になる
- ほこり、傷が目立たない
- 家具をいれても部屋が広々と見える
- 部屋が明るく見える
デメリット
- 髪の毛が目立つ
- 病院みたい
- 目がちかちかする
- 家具を明るい色味にしないと浮く
明るい床色は部屋を明るく、広々と見せる効果があるようです。いろんな口コミを見ても実際ホワイト系の床にした人は「部屋が広く見える」「明るくなる」といった感想が多く寄せられていました。インテリアを床の雰囲気に合わせないとちぐはぐな印象になる恐れはありますが、それ以上に部屋を明るい雰囲気にしてくれるメリットを感じている人が多いようです。
ベージュ、ナチュラル、ミディアムブラウン
メリット
- ナチュラル系のインテリアに合う
- そこまでほこりや傷が目立たない
- 明るすぎず、暗すぎない絶妙な色
デメリット
- 特になし
中間色は私と同じく「暗くなりすぎるのはイヤだし、かといって明るすぎるのもイヤ」という人が選んでいる色という印象です。インテリアなどのセンスに自信がなくても無難にまとまる(私のこと)のがメリットかと思います。
ウォールナット、ダークブラウン
メリット
- 重厚な雰囲気が出せる
- アジアンテイストの家具に合う
- 高級感がある
- 和風のインテリアに合う
- 落ち着きがある
- 飽きがこない
デメリット
- ほこり、傷が目立つ
- 部屋が暗く見える
ダークブラウンなど濃い色の床にする場合は、壁を明るい色にしたり、カーテンを光を通す素材にしたり部屋全体が重たくなりすぎないようにすると良いかもしれません。家の立地によりリビングの日当たりがすごく悪い場合は床色を濃くしてしまうと部屋全体が暗くなってしまう恐れがあります。その場合は中間色の床色を検討するのもアリなのかもしれません。
床色の決め方・選び方
床色を決めるときに注意すべきことをまとめてみました。
・必ずサンプル材で確認する
床色を決めるときはカタログではなく、実物のサンプル材を見ながら決めることをおすすめします。なぜかというと光に当たったときの色の変化や木目の浮き出し具合などが分かり、イメージのなかの床色との相違が生まれにくくなるからです。
サンプル材は小さいので、これが自分の家の床全部に広がったら… と想像して違和感を感じない色を選ぶようにすると良いですね。わが家の場合、住み始めは明るく見えたベージュカラーも、年月を経たせいなのか少し濃くなってきたような気がしています。
・家具との相性を想像する
床色を選ぶときは「家具と床色の相性」を考えると失敗した! という思いを持たずにすみます。すでに住んでいる家から家具を持ってくる場合もあるでしょうし、新たに購入する場合もありますよね。
ほとんどの場合はカントリー、ナチュラル、モダン、アジアンなど家具の雰囲気を合わせているご家庭が多いのではないでしょうか。そうした家具の雰囲気と床色の相性はどうなのか? を考えると絞られてくると思います。
・日当たりを考慮する
家のなかでも面積の多いリビング。この部屋の日当たり状況も床色の印象を左右することがあります。例えば毎日日がたっぷり差し込むなら床色が暗くても気になりませんが、日当たりが悪い場合は床色を暗くすると日がかげったときにより暗く感じてしまう恐れがあります。家の日当たりはどうなのか、どのくらい光が部屋にはいるのかも確認しておくと良いですね。
床色コーディネート!シミュレーションにおすすめのサイト
「この色の床と、この家具を組み合わせたらどんな感じになるんだろう?」というときはシミュレーションサイトの活用がおすすめです。
床色と家具の相性を頭で想像するのは限界がありますが、実際にデザインされた画像を見るとイメージが明確化し、床色選びにとても役立つと思います。ここではおすすめの床色コーディネートサイトを2つ紹介します。
・合せる?変える?床色とドアの組み合わせ9パターン&31実例
・【茶系】床色3種類別家具コーディネート&センスあるインテリア実例57選
写真で見るとものすごく分かりやすい…! 家族と一緒に「これが良い」「あれも良い」と意見を出し合うのにも役立ちそうです。
まとめ
置きたい家具の色・テイスト、天井の色、壁の色…。それらの組み合わせによっても選ぶ床色が変わってくると思います。悩むことこそ、マイホームの醍醐味! ぜひ床色選びを楽しんでみてくださいね。